週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

猛暑終われば急激に気温が低下
10月のシーズンインなのに防寒対策？

海越えのパー３が名物ホールのベイコース

　記録づくめだった猛暑も９月中旬に入ってやっと一段落したと思ったら、今度は一気に秋めいて、半そでポロでは肌寒く感じるくらい急激に寒くなった。これを受けてショップでも秋ものが売れだしてきた。秋の本格シーズンの気候をお天気キャスターの森田正光さんに聞いてみると共に、ショップの売れ筋傾向を調べた。

　森田正光さんによると、今年は秋が短く、冬が早くやって来るという。
「ラニーニャ現象の影響で日本列島に寒気が降りてきやすいので、今年の冬は平年より寒いでしょう。秋も短く、早く寒くなりそうです。冬場には雨も多くなりそうで、関東地方でいえば、温暖化やヒートアイランド現象によって平均気温が２度近く上がっているので、これまでなら雪になるところでも雨になり、それも冷たい雨になってしまうことが多いのです」
ゴルファーには嬉しくない予報だが、これからの季節には寒さ対策が欠かせないということだ。

　こういう傾向を先取りしてか、ショップでも早々と店頭に防寒グッズが並び出した。

　有賀園ゴルフ新横浜店では、今年も売れ筋は昨年同様、保温効果などを狙った機能性下着と見ている。ここ数年、レイヤードスタイルが人気になってはいるが、島田大輔店長は、「今年はさらに増え、より定番化していくでしょう」という。

　しかし、その一方で機能性下着といっても、体にぴったりフィットする締めつけ感を嫌う人も多く、ヴィクトリアゴルフ世田谷店の野口丞店長は、
「60代以上の方には抵抗があるのかもしれません。ショップとしてはまだ長袖ポロシャツが主流のこの年代に、いかに『CW・X』や『スキンズ』を着てもらうかがポイントなんですけど」という声も。

　二木ゴルフでは『バイオギア』や『アンダーアーマー』のゆるめのタイプが人気で、ウインドブレーカーの需要も高いとか。

　いずれにせよ、直近の10月は「例年に比べて、かなり寒いことが予想されますから、プレー時には防寒対策が必要ですね」（森田さん）。今からショップを覗いて準備しておいたほうがよさそうだ。

　
【関連記事】
2010/ 8/31　少しでも涼しく！ ゴルフ場の猛暑対策あれこれ
2009/ 1/ 6　機能性シャツが熱い！前年比４倍売れて市民権獲得