日本ゴルフ協会(JGA)では、クラブや競技団体等に所属しない個人でもJGAハンディキャップ(以下、JGAハンディ)を取得できる制度として「JGAクラブ会員」を新たに発足させた。その狙いと反響は何だったのか。
今号の巻末カラーでも紹介されている通り、個人でJGAハンディを取得する方法はJGA個人会員を始め、これまでもいくつかあった。にもかかわらず新たな制度を設けた理由を、同事務局は、
「従来の個人会員(会員数約2,000人)はJGAハンディ取得のための制度ではなく、JGAのサポーターといった位置づけで、入会金・年会費とも1万円と高額でした。しかし、ゴルフ競技の振興にはJGAハンディの普及は不可欠。そのための制度が今回のJGAクラブです」と説明する。
そこで、費用も年会費2,520円のみと抑え、さらにより広く告知し、入会を促すため、ネットのゴルフサイト大手2社(ゴルフダイジェスト・オンライン=10月28日からサービス開始、楽天GORA=9月28日から開始)と提携することになった。
その一方、これまで非ゴルフクラブ会員のゴルファーを対象にJGAハンディ取得の窓口となり、競技を開催してきたのが日本パブリックゴルフ協会。その関係者からは「対象者が競合しますから、今後の展開が気になります」との声が聞かれた。
とはいえ一般ゴルファーには、安い費用で正式なハンディが取れるのだから歓迎したいところだ。
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