マスターズ出場を目指してアジアとオセアニア27の国と地域から118人のアマチュアが集い覇を競ったアジアアマチュア選手権が霞ヶ関CCで行われた。各国を代表するアマチュアの精鋭たちだが、なかには参加することに意義があるといったゴルフ発展途上国のプレーヤーも。
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左からシャグダル(モンゴル)、トゥアイチ(クック諸島)、タギリ(パプアニューギニア)、ウギエン(ブータン)、タマボング(ラオス)さん。霞ヶ関CCの素晴らしさに大感激して帰国した
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大会役員への手土産に松茸を持参したのは、ブータンからやってきた2人の選手。ともに10代だが、Z・グルンゲ君は尊敬する選手はタイガー・ウッズだというのに対して、D・ウギエン君は、石川遼の名前を挙げた。
「9ホールのコースが2つあるだけ」と言うのはクック諸島から参加したK・トゥアイチさん(22歳)。ゴルフ人口は600人ほどで、プロゴルファーはゼロという。
ラオスからはD・タマボングさん(38歳)が参戦。「ラオスには3つのコースがあるけどプロはいない。ゴルフは全部テレビで見て覚えたんだよ」とタマボングさん。
今回話を聞いた誰もが日本のゴルフ場の素晴らしさに大感激。成績はともかくとして、大会に参加した土産話が、各国でのゴルフ環境整備にきっと役に立つだろう。
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