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天井にソーラーパネルを装着した乗用カート。ゴルフ場での導入はあるか
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霞ヶ関CCはアジアアマ開催中に、ルーフにソーラーパネルを乗せたカートを登場させ話題となった。ゴルフ場のカートにもいよいよ「エコ」導入となるか。
同倶楽部の山村次男理事は、
「霞ヶ関はCO2排出量や農薬による水質汚染値などの削減に取り組み、数値を算出し環境レポートを提出するなど積極的に環境対策に取り組んでいる。今回のソーラーカーも日本のゴルフ場では初の稼動と聞いている」
という。ただし今回はあくまで限定的デモであり、まだ「償却率など基本的なデータが少なく、現段階では本格導入はない」(山村氏)という。
ソーラーパネルはデンマーク製で、日本の代理店であるボンマックス社によると、
「日本で使用されるカートのルーフには、ほとんど取り付け可能で、価格は2人用38万円、5人用42万円」(同社・岡泉宏昌氏)という。
霞ヶ関CCが指摘した数値データについては、
「サンプル数はまだ少ないが、装着後にバッテリー寿命は2~2・5倍に伸びる。晴天時に2人用カートで、無装着時には1ラウンド後にバッテリーの残量が50%になったが、装着時には5ラウンド使えたこともある」(岡泉氏)としている。
まだテストが始まったばかりだが、価格が価格だけに普及するのかどうか。
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