下部ツアーの賞金ランク上位36人だけしか出場できない今週開催の「JGTO Novilファイナル」(10月20~22日)は、いわば下部ツアーの日本シリーズ。この大会でチャレンジトーナメントは今季11試合の予定をすべて終了すると同時に、その賞金ランク1位には来季のシード権が与えられる。
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誰がチャンド(左端)を抜いてキングになるか? 左から順に、すし、小林、前粟蔵、田島。チャンドの賞金を越えられなければ、賞金王シードはなしよ
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現在チャレンジ賞金ランクのトップに立っているD・チャンドは、すでにレギュラーツアーでも2,600万円余りを稼ぎ、賞金ランク23位(キヤノンオープン終了時)とシード復活が確定し、チャレンジ最終戦に出場しないとの意向を表明。熾烈な賞金王争いが予想されている。
最終戦の優勝賞金は200万円。チャレンジの賞金ランクは別表の通りで、チャンドの賞金額に変動がないとすれば、2位のすし石垣から6位の小泉洋人までが賞金王になる可能性がある。
が、もし誰もチャンドを抜くことができなかったらどうなるのか。JGTOによると「チャレンジ賞金王のシードには繰り上がりはありません」とのことで、来季のこのカテゴリーでのシード選手は不在ということになる。2位のすし石垣もレギュラーツアーで840万円余りを稼ぎ賞金ランク70位(同上)とシード復活に王手を掛けている。
チャレンジ賞金ランク2位から7位までの選手には、QTよりも優先する試合出場権が与えられるが、リランキング(獲得賞金額での順位入れ替え)されるため、条件付き出場に過ぎない。
1位と2位~7位では雲泥の差。さて、チャンドを誰がつかまえるのか、はたまた?
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