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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 11/2号
2010/10/25更新

金属よりカーボンがいい
スーパーカーの車体でクラブを作ったメーカー


フォージドコンポジットは、ランボルギーニのコンセプトカー・セストエレメントのボディやサスペンションに使用。同じものがディアブロオクテイン(左)はヘッド上部、レーザーホーク(右)はボディに使われている

 世界最大級の自動車ショー「パリモーターショー」で、キャロウェイゴルフとランボルギーニ社は、両者が技術面における異業種提携を結んだことを発表。そのなかでクラブヘッドにフォージドコンポジットなる新素材を使うことを発表した。

 実は、技術者同士の交流は3年前から始まっていて、その中から生まれたのがカーボンの新素材・フォージドコンポジット。

 一般的なカーボン製品は薄いシートを積層して作られるが、この新素材は、ごく短いカーボン繊維とレジン(樹脂)を高圧で成型(恒温鍛造)したもので、チタンの3分の1の軽さで同等以上の曲げ強度があるという。

 強度、厚さ、形状など設計自由度が大きいのも特徴で、限られた大きさの中でパフォーマンスを追求しなければならないゴルフクラブにもうってつけの素材といえる。キャロウェイでは、フォージドコンポジットを採用した『ディアブロオクテイン』を11月に、『レーザーホーク』を来年3月に発売する。

 日本市場ではカーボンコンポジットクラブの成功例は多くないが、このニュークラブ、ゴルファーにどう映るか?

 
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