米女子ツアー(USLPGA)が訴えられた。訴訟を起こしたのは、カリフォルニア在住で元警察官のプロゴルファーのラナ・ローレス(57歳)。5年前に性転換手術を受けて、男性から女性になった人物だが、性転換して女性になったのは認められないとするLPGAを違法と訴えた。
LPGAには、「誕生時点で女性」でなければ、米女子ツアーでプレーができないというルールがある。
これに対し、ローレスは、「私は法的にも、肉体的にも女性。普通の女性と同じようにプロとしてプレーするチャンスが欲しいだけ」ということで、性転換の権利が認められているカリフォルニア州で、LPGAを相手に訴訟を起こした。
ローレンスは2008年にドライビングコンテストで335ヤードを飛ばして優勝するなど、男性顔負けの(?)飛距離の持ち主。ただ、その後は大会に出場が認められていなかった。今年になってLPGAのイベントに参戦希望したところ却下され、これを差別として訴えたということだ。
性転換した選手ということでは、2004年にはミアネ・ベッガーという性転換した女性がオーストラリア女子オープンに出場している。
その後、USGAやオリンピックのIOCも条件をつけて、性転換をした女性の参戦を認めている。
時代の流れからいえば、LPGAもルールを変える必要が出てくるのかも……。
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