|
目指すは米女子ツアーの優勝。それも時間の問題か
|
日本女子オープンでツアー初優勝を遂げた宮里美香。日本ツアー登録選手ではない彼女は、優勝から4週間以内(11月1日まで)にツアーが規定する「単年登録」を行えば、優勝から1年間の日本ツアー出場資格が得られることになっていた。だが、彼女はそれを辞退した。
現在の宮里は米ツアー選手で、日本ツアーには選手登録されていない。そのため、今季は出場5試合で3,000万円以上の賞金を獲得しているが、賞金シードの対象外。また、公式戦優勝の3年シードも得ていない。
だが、ツアー優勝者に認められる「単年登録」を実行すれば、1年間のツアー出場権が得られ、以降の試合の獲得賞金はランキングに加算される。しかし、宮里はそれを辞退した。登録することで発生する出場義務試合数を避けたのか?
「そういうことは考えてもみませんでした。あくまでも米ツアーに専念したかっただけです」
と宮里。目標に向かってわき目も振らず、潔く二股はかけないという心境のようだ。そのうえで、
「日本女子オープンに勝ったことでアメリカでもやれる自信がつきました。来年は結果を出したい」と抱負を語る。
日本ツアー選手になるのは、かなり先になりそうだ。
【関連記事】
2010/10/26 計測データからわかった宮里美香、強さの秘密
2009/ 1/20 宮里(藍)、上田、大山、宮里(美)、米ツアー挑戦4人
2008/ 6/17 米国でプロデビューを選択したトップアマ宮里美香の決断
|