猛暑のさなか、8月25日に香川県のゴルフ場で起きた同伴者に睡眠導入剤を飲ませた、前代未聞の事件が、今月2日容疑者の略式起訴で一件落着した。真相はなんだったのか。
事件が起きたのは、タカガワ新琴南GC(まんのう町)で開催された第17回香川県グランドシニア選手権で、69歳の男が同伴者3人(70歳、74歳、82歳)の飲み物に睡眠導入剤を混入、急性薬物中毒に陥らせたとして傷害容疑で逮捕された。
自身も嫌疑を逃れるため体の不調を訴え、救急車で搬送されたが薬物反応が出ず、逮捕に至った。
男は同GCのメンバーでHC4のゴルファー。琴平署の調べによると、
「自分がメンバーになっているコースでの開催だったので、少しでもいい成績を収めたかった」(本人談)ため、愚行に及んだらしい。
「容疑者が当倶楽部の会員になったのは2年ほど前。これまで特に問題を起こしたこともなく、普通の人だと認識していた」(タカガワ新琴南GC関係者)
本人が素直に犯行を認めて反省しており、被害者となった3人とは示談が成立、傷害の程度が軽かったこともあって、略式起訴となった。薬物を盛るなど、一歩間違えば死に至ることもある。それだけに猛反省を促したいところだ。
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