ブッシュ政権下のコンドリーザ・ライス前国務長官がUSGA(米国ゴルフ協会)の役員になることが内定した。黒人のしかも女性がUSGAの役員になることは異例なこと。ライス氏起用の背景は何か?
ライス氏が、来年2月に就任することが予定されているのはUSGAのノミネート委員会の委員で、USGAの最高意思決定機関である理事会メンバーを選ぶ委員。同時にノミネート委員から理事になることも可能な重要なポジション。
2004年までは、理事会のメンバーは歴任の会長達によって、内々に決まっていたが、外部の風を入れようということで、今回のライス氏の起用につながったという。
ライス氏は故郷のアラバマ州ショールクリークCCのメンバーでもあるが、現在は、ミッシェル・ウィが通うスタンフォード大学の教授で、プレーはもっぱら大学のコースで楽しんでいる。
これまでUSGAでは、116年の歴史のなかで、唯一女性の会長がいたが、ブッシュ政権で“攻撃的現実主義者”といわれたライス氏の活躍いかんでは、将来の黒人女性初の会長職もありえる。まずはお手並み拝見というところだ。
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