台風、雷、ゲリラ豪雨に、これからの季節は降雪といった自然の不可抗力は想定済み。しかし、2週間前、東京・八王子市のゴルフ場では想定外の事態の停電に見舞われた。この停電がゴルフ場に“影響”を及ぼした。
11月18日午後2時55分頃、東京電力南多摩変電所の送電トラブルにより、東京・多摩地区の約26万世帯で停電。同地区の4つのゴルフ場への送電も1時間近くストップした。
折しもGMG八王子ゴルフ場では130人のコンペの真っ最中。電磁誘導カートの誘導線の電気が止まったためカートが緊急停止。バッテリー式の補助システムも働かなかったため、手動に切り替える措置を講じようとしたが、
「それを各パーティに伝えるための場内放送も使えなかったため、キャディマスターや研修生総出でコースを原付バイクで回って連絡しました」(若山徹副支配人)
お風呂のお湯が出ない、貴重品ボックスが開かない、精算ができないなどクラブハウスの職員もてんやわんやだったという。
同様の混乱は近隣のゴルフ場でも。「精算業務が行えず、数組のお客様に後日精算をお願いした」のは八王子CC。
その昔、「冷蔵庫、電気なければただの箱」というテレビコマーシャルがあったが、現代のゴルフ場も電気がなければ営業に大きな差し障りがでる。そういう事態もありうると心構えだけはしておいたほうがよさそうだ。
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