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スポンジでできた「マナーハンド」は縦50センチ、横25センチ。配布は事前にテレビCMで告知。持ち帰れるので、大会観戦の記念にも
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11月25~28日、高知県・芸西村の黒潮CCで行われたカシオワールドオープンで「ギャラリーマナーリーダー制度」が導入された。大会事務局が「ギャラリーの中にマナーリーダーを置くことで、観戦マナーを向上させよう」と考案したものだ。
運営スタッフとは別にギャラリーから有志を募り、「マナーハンド」を配布。この “手”には「お静かに!」「STOP」などの文字がプリントされており、プレー中の移動や携帯電話使用に注意を促そうという意図がある。木・金曜は各500個、土・日曜は各1,000個が配られた。
「予選では午前中に定員に達し、日曜は9時半になくなりました」(大会運営会社) と人気は上々。翌日以降の観戦にハンドを持参するギャラリーもいたという。
「実際に手をあげなかった方に関しても、自身のマナー向上を意識していただける良い機会になったと思います。3,000個配布したことにより、少なくとも純粋に3,000人、ご自身のマナー向上を意識された方が増えたと考えています」(同)
観戦マナーを守ってもらおうと思ったら、「あれもダメ、これもダメ」と注意を促すだけでなく、マナーハンドのように、楽しくマナーを意識させる工夫が必要なのかもしれない。
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