薬物問題で角界が揺れたのは記憶に新しいところ。JGTOもW・パースキーのコカイン使用による逮捕を重く見て、全選手の薬物検査に乗り出した。
薬物検査が行われたのは、三井住友VISA太平洋マスターズの会場。出場選手中、アマなどを除くJGTOツアーメンバーのみが対象で、計83人の尿検査が行われた。結果は全員陰性で問題なしだったが、ツアーメンバー全員が出場できる試合ではないため、JGTOは、来シーズンが始まる前までには、機会を見てメンバー全員の検査を終えたいとしている。
まずは、12月6日に終了したファイナルQTで90位タイまでに入りツアーカードを取得した選手を対象に検査を行った。風邪薬などでも陽性反応が出ることがあるため、その場合は2次、3次と検査を重ね、より精度を高めた結論を出すという。
シーズン終了間際の慌ただしい検査は、パースキー事件の衝撃の大きさを物語っている。全員シロで来季を迎えて欲しいものだ。
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