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ジャンボの記録を抜きたい! プロになって初の賞金王マッシーの本音
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国内シニアツアーは今季10試合のスケジュールをすべて終え、日本シニアオープンを含む2勝を挙げた倉本昌弘が賞金王に輝いた。レギュラーツアーで30勝している永久シードの倉本だが、賞金王になるのは初めて。今季の戦いと来季の展望を聞いてみた。
ゴルフダイジェスト編集部(以下、GD) まずは初の賞金王の感想は?
倉元昌弘(以下、倉本)「賞金王になれるとは思ってなかったので、ちょっと戸惑っています」
GD 最終戦を終えた直後「今年1年は本当に疲れた」と言っていましたが、どんなところが疲れたのか?
倉本「もう少しできたのかなと。(レギュラーツアーで)予選はちゃんと通っているけど、最後で崩れてしまったり……」
GD やはりジャンボ尾崎の持つ、レギュラーツアー最年長優勝(55歳7カ月)を意識していたということなのだろうか。
倉本「せっかくレギュラーツアーに出るからには、それを目指さないと」
GD 56歳の来季、ジャンボの持つ記録更新への勝算は?
倉本「基本的にはレギュラーで勝てる確率っていうのは非常に低い。だからジャンボさんの記録が残っている。それに対して我々年寄はもっと確率が低いわけですから、やってみないとわからないというところがあります。どういう状況で、どういう試合なら勝てるかがわかっていれば、もう勝っていますよ。試合数の問題もあるし、天候とかいろいろなファクターが本当に最高に重ならないと記録は抜けません」
GD その準備はしていますか?
倉本「もちろんです。そういう状況が来たときに、自分の体とか技術とか、精神状態だとか、ちゃんとできていないと、いくらチャンスが来ても上手くいきませんから。それが来るのか、来ないのかはわかりませんけど、チャンスが来たときにできるように整えておくということです」
GD 技術的な課題はどうですか?
倉本「技術的な課題はいっぱいあります。レギュラーで勝とうと思ったらもっと(ショットの)精度を高めていかないと」
来シーズンは、欧州シニア参戦も視野に入れているという。ジャンボの記録を塗り替えるシーズンになるのか、注目したい。
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