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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/21号
2010/12/13更新

なくなったのは1つだけ。
必死で現状維持した米男子ツアー日程発表

 遅れに遅れていた米男子ツアーの来季のスケジュールが、ようやく発表された。5試合で新規のスポンサーがついて、トーナメントの減少は、最小限にとどめたといえるだろう。

 プレーオフ4試合の前の37試合というのは、今季と変わらないが、ターニングストーンリゾートクラッシックがなくなり、秋季シリーズのバイキングクラシックが7月に繰り上げ、秋季シリーズが1試合減って5試合から4試合になった。

 また来季限りでスポンサー撤退が噂されていたソニーオープンインハワイが2014年まで継続される。




 新しいスポンサーというのは、開幕戦のSBS選手権が、新たに同じ韓国勢のヒュンダイがスポンサーになりトーナメントオブチャンピオンとして開催される。もう一つは、フロリダのドラールで開催されているWGC-CA選手権がWGCキャデラック選手権にかわったこと。

 ほかにもメモリアルのスポンサーにネーションワイド保険、セントジュードクラッシックに4年ぶりにフェデックスがタイトルスポンサーに戻り、以前のワコビア選手権であったクエイルホローが、ワコビア傘下のウェルズファーゴがタイトルスポンサーになった。

 特筆すべきは、開幕戦のヒュンダイに続き、かつてはビュイックの名前のもとに3試合のスポンサーとなっていたGM(ゼネラルモーターズ)がスポンサーに戻ってきたことだ。  

「WGCの試合は、世界の最高のレベルの試合であり、キャデラックの『世界の新たな基準』というテーマと合致している」(D・バトラー同社副社長)
というが、なにより、以前は自動車産業がツアーの最大のスポンサーであり、それがツアーに戻ってきたことが大きい。さらに今後もう1試合GMがスポンサーになる方向で、交渉をしているということだから注目に値する。

 米PGAツアーは、現在のテレビ放映権の契約が2012年までということもあって、それ以降の交渉を今始めたばかり。そのために、来季の試合数を大幅に減らすわけにはいかず、ツアーとしても必死で現状維持をはかったのだろう。

 
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