週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

大阪の練習場の支柱が竜巻でぐにゃり
1000万円以上の被害に

　日本付近で台風並みの低気圧が急速に発達し、各地で突風が吹き荒れた12月3日に、関西でも練習場の鉄柱が曲がるなど被害が出た。

　鉄柱３本が曲がるなどの被害を出した大阪府吹田市・江坂ゴルフセンターで、レッスンをしていた、週刊ゴルフダイジェスト誌でもお馴染み・飛ばし屋本舗の吉田一誉プロは、
「急に気温が下がって風が強くなり、ポールがきしむ音がしてメリメリと曲がった。お客さんを安全なとこへ避難してもらい、安全を確認して風が収まったところでお帰りいただきました」という。

　同センターによれば、
「事務所の風速計では25メートル。台風など想定できるときはネットを下ろすなどの対策ができるが、今回ばかりは突風で対応できなかった」
とのこと。12月11日には修理を終えて営業を再開したが、修理代と休業とで1000万円以上の被害だったという。

　近隣の吹田ゴルフセンターでも、風速25メートルを知らせるブザーが鳴り、ネットを下ろす暇もなかったものの、ネットの一部が破れる程度で済み、大きな被害にはならなかったそうだ。

　この日は南の暖かい空気と北の冷たい空気がぶつかり、全国各地で竜巻が発生しており、同様の現象が起きたと見られる。人的被害はなかったことが幸いだった。

　
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