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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 1/4・11号
2011/12/27更新

女子はプロ野球選手になれないから?
アスリートの娘ゴルファー多し


トップアマの工藤遥加は「父との会話が増えると思って」ゴルフを始めたとか。お父さんにはなんともうらやましい話?

 来季の米女子ツアー出場権をかけて行われたファイナルQTで健闘(41位)した金子絢香。彼女の父親は元中日・金子勝美内野手だ。そういえば最近、父がプロ野球選手という女子プロが目立つ。

 有名どころとしては東尾理子(父は元西武、東尾修)。そのほか、久保啓子、宣子姉妹(阪神・久保康生投手コーチ)や小松亜有(元中日・小松辰雄投手)もいる。

 今年、日本女子OPでツアーデビューした高校生の工藤遥加は工藤公康投手の娘だし、ソフトバンクの秋山幸二監督の娘・真凛も日本ジュニアなどに出場している。

 なぜこうもプロ野球の2世女子はゴルフ界を目指すのか?

 第一人者である福嶋晃子(父は元大洋、広島・福嶋久晃捕手)はこう語る。
「私の場合、子どもの頃、高校野球中継を見て『大きくなったらプロ野球選手になる!』と父に話したら、『女の子はなれないんだよ』と、クラブを渡されて。それがゴルフを始めたきっかけでした。父はトレーニングや練習方法を教えてくれましたし、精神的なアドバイスも支えになりましたね」

 そんな父娘を見守ってきた母・しず江さんは、
「晃子は幼い頃から父親の手のひらのマメを見て育ち、プロの厳しさを目の当たりにしてきました。(久晃氏は)言葉ではなく、プロとしてのあるべき姿を示すことで、影響を与えていたのだと思います」と言う。

 一流アスリートの背中を常に見ているという環境がポイントになっているのかもしれない。


一流の背中を見て育った、元プロ野球選手を父親に持つ面々。左から福嶋晃子、東尾理子、小松亜有、久保啓子、久保宣子

 
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