週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 1/25号

2011/1/17更新

年300万円は高い、安い？
宮崎に開校するプロ育成の全寮制スクール

　国内では珍しい全寮制のゴルフスクール、「宮崎ゴルフアカデミー」が2011年４月、宮崎に誕生する。運営は、宮崎県内でスポーツを通じた幼児教育に力を注ぐ九州コミュニティーカレッジ。初代校長には、ラウンドレポーターとしておなじみの槙岡充浩プロが就任する。

　同アカデミーの最大の目的は、「世界に通用するプロゴルファーの育成」。ツアープロやティーチングプロの指導のもと、宮崎県ゴルフ場経営者協議会に所属するフェニックスCCや宮崎CCなど約30カ所のコースでラウンドしながら、ゴルフの技術を磨く。

　また、単にゴルフを学ぶだけでなく、クラーク記念国際高校（広域単位通信制高校）との連携で、高校卒業資格も得られるというのが同アカデミーの特徴だ。さらに、クラブなどの道具や芝に関する知識を学ぶほか、英会話やパソコン、ビジネスマナーなどについても勉強する。

「ゴルフが上手いだけでなく、高い社会性も身に付けたプロになってほしいというのが我々の考え。それと同時に、プロだけでなく、広い意味で、ゴルフ業界で活躍できる人材も育てたいと思っています」（同アカデミー　高見裕貴事業本部長）

　入学対象は、高校１～３年の男女で、募集人員は36人（各学年12人ずつ）。学年別のクラスとは別に、ゴルフの技能別に４つのクラスに分けてカリキュラムを組む。

　寮は、市内にあるコテージ、ラグゼ一ツ葉を使用。入学金は30万円。授業料は150万円で、寮費、大会参加費などの補助活動費などを含めると年間約300万円がかかるというが、プロへの近道だとしたら安いもの？。