2008年マスターズ委員会チェアマンに就任して以来、積極的な改革案を打ち出してきたビリー・ペイン氏が今年、より強力な改革に乗り出そうとしている。
例えばジュニア(8歳~16歳で正規パトロン同伴が条件)の無料観戦やパー3コンテストのテレビ放映。今年からトーナメントの3D放映も決まっている。
また米国の大手コンピューターゲームブランド、EAスポーツの人気シリーズ『タイガー・ウッズPGAツアー』にオーガスタナショナルバージョンが出ることが正式に決まった。発売はマスターズ開催に合わせ3月29日。
ペイン氏は「オーガスタとマスターズの歴史と伝統を守りながら、このゲームを次世代のゴルファーたちへの起爆剤にしたい」と語っている。
昨年10月、アジア・アマチュア選手権に優勝した松山英樹がマスターズ出場権を射止めたが、これもペイン氏が「アジアゴルフ界の活性化のため」行なった試みの1つ。
オリンピック開催を5年後に控え、マスターズも伝統と人気の両立を模索しつつ必死の改革を進めている。
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