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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2/8号
2011/1/31更新

昨年12月の売り上げトップ3を独占した
意外なメーカーのグローブ

 各社各様に工夫を凝らした高機能商品がしのぎを削るグローブ売り場は、ゴルフショップの店頭でも最激戦区。そのなかで、昨年12月の販売数量でナイキのグローブが上位3位を独占した(矢野経済研究所調べ)。ナイキのどこがゴルファーに評価されたのだろう。




 グリップ力をセールスポイントにするアディダス「マルチフィットEVO」、右手サポーター付きの「ゼクシオ」などを押しのけて「デュラフィールIII」が売り上げ1位に輝いた。

 同シリーズは、「合成皮革と天然皮革を組み合わせることで、フィット感と快適性を両立した高機能グローブ」(ナイキゴルフ)で、「デュラフィールII」は2009年の販売実績ナンバーワン(GfK調べ)。その後、日本人の手に馴染むように改良されたものが、昨年10月に発売された「デュラフィールIII」。「エリートフィールII」は羊革モデルだ。

 それにしても、なぜ同一メーカーの新旧モデルにここまで人気が集中するのだろうか。

「価格が手頃で品質がいいことが一番の理由でしょう。初心者にも買いやすく、リピート率も高い商品。当店でもデュラフィールIIIは定番商品のなかでもっとも動きのいい商品です」
と証言するのは、コトブキゴルフのグローブ売り場担当、片桐由美子氏だ。

 ライバルが実勢価格で1,600円から2,000円近い値をつけるなか、「デュラフィールIII」は実勢1,300円前後で売られており、消耗品でこの価格差は大きい。

 右手用がラインナップされていることも「デュラフィール」シリーズの販売を押し上げている要因だ。「寒さをやわらげるために両手で買われるお客様も増えています」(片桐さん)。

 この冬の厳しい寒さは、ゴルフ用品業界にとってアゲンストだが、同シリーズに限ってはフォローとなっているようだ。

 
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