自閉症の子どもたちのためのチャリティ活動に奔走するアーニー・エルスが、この度新たな計画をスタートさせた。
8歳になる愛息ベン君が自閉症であることを彼が公表したのは3年前。
「息子が生まれた当初、長女に比べて成長が遅いのは男の子だからだと思っていた。でも2歳になっても喋り出す気配がない。調べた結果、自閉症の疑いがあると知ったときは衝撃だった」(エルス)
戸惑いながらもやがて事実を受け止めた彼は、自閉症の研究がもっとも進むアメリカに拠点を移し、積極的にチャリティ活動を開始。ジャック・ニクラスをはじめとした同僚プロも彼への協力を惜しまなかった。
エルス夫妻は600万ドル(約5億5000万円)の私財を投じて自閉症児のための教育施設兼研究施設“エルス・フォー・オーティズム・センター・オブ・エクセレンス”の設立を決意。建設に必要な3000万ドル(約26億円)を調達すべく全米各地を回るチャリティゴルフ大会を発案した。
大会は2人1組のチーム戦で年間32試合を敢行。エントリーの際、最低2500ドル以上の寄付が義務づけられ、最終戦でエルスとプレーするには最低1万ドル(約830万円)の寄付が必要というもの。
「自分のことはメジャーチャンピオンとしてだけでなく自閉症の子どもたちのために尽力した人として覚えてもらいたい」とエルスは話している。
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