週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2/22号

2011/2/14更新

どのボールをお試しか？
V1新旧対決に加え、遼の新ボールも登場

　昨季終盤からツアーで話題になっていたタイトリストの看板ボール、ニュープロV1がいよいよ10日に発売される。さらに19日には、石川遼が使用予定のスリクソンＺｰスターのニューモデルも登場する。ニューボールになると、当然ながら現行ボールは旧ボールとなる。両者の新旧ボールの売れ行きはどうなるのだろうか。

　ニュープロV1はこれまでと同じプロV1Xと２機種で、その飛びやスピン性能は発売前からツアーでも話題になっていた。
「そういったことも含めて考えると、同じニューボールでもプロV1のこれまでのモデルよりは売れるだろうと見ています。発表も力が入っていたようですし」（二木ゴルフ営業部長・北條圭一氏）

　ただし「よーいどん、ではＺ－スターのほうがいいかもしれない」とも。というのも、プロV1はニューモデルの発表と同時に現行モデルが大幅に値下げされたからだ。
「ニューモデルは実勢で１ダース6,000円程度でしょうが、その前に旧モデルは4,000円弱になったことで、まとめ買いをしたユーザーが多い」

　プロV1は固定ファンが多く、米ツアーなどでも今季に入ってからもソニーオープンではクリス・ディマルコは2009年モデルを使っていたし、ほかにも2007年モデルを使い続けているプロもいる。アマチュアの間でもそうした傾向が強く、性能的に気に入っている上に安いとなれば買いだめをするわけだ。

　対してＺ－スターは旧モデルでも値下げしないので、同じような価格なら多くのゴルファーはニューモデルを買うだろうから、スタート時は“遼ボール”のほうが優勢になる可能性もある。「ただ、その後は彼の活躍次第でしょうね」（北條氏）。

　新旧ボールも含めて、どっちに軍配があがるか。