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フェースの「Cグルーブ」という溝デザインが売りのイエスパター
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イエスパターといえば、フェース面に同心円状の溝を持つ「Cグルーブパター」で知られるが、その発売元イエスゴルフがアメリカでアダムスゴルフに150万ドルで買収された。
イエスは売り上げの低迷でこの1月中旬には経営破綻の末、競売となっており、これを買いに入ったのが、アダムスゴルフ。アダムスはアメリカではT・ワトソン、ヤニ・ツェンらを契約プロとする、今もっとも勢いのあるメーカー。
イエスゴルフ買収の目的は、パター市場への積極参入だ。「オデッセイ」など強敵がひしめく市場では、高い技術力とブランドイメージがなければ太刀打ちできないが、それを満たしてくれるのが「イエス」ブランドだった。
気になるのは日本での今後の展開だ。日本国内で「アダムス」の販売権を所有するアメリカン倶楽部(エー・エム・シー)で「イエス」を取り扱う可能性はあるのだろうか。
「問い合わせもありますが、こちらに話が下りてきていない以上、何もわかりません」(エー・エム・シー)。これに対して、現行代理店のエムアイティインクの担当者は、「今、詰めの交渉中。10中8、9当社で継続すると思います」と話しており、1本4万円以上もする高級パターがいきなり格安で店頭に並ぶことはなさそうだ。
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