大きく名前が変わると、どこのコースだかわからなくなるゴルファーは多いはず。そこで、昨年、名称が変わったコースをピックアップしてみた。
ゴルフダイジェスト社刊の、ゴルフコースマネジメント&メンテナンスを紹介する「ゴルフ場セミナー」によると、昨年は34のゴルフ場が名前を変えた。
まずは石川遼が幼少時代から通うホームコースとしてよく紹介されるので知ってる人も多いかもしれないが、しもふさ東武CC。平成元年に結城ゴルフリンクスの名称でオープンしたが、経営会社の交代で2004年6月にしもふさCCに。さらに昨年10月、東武鉄道グループ傘下に入り、現在の名称になった。
鉄道弘済会系だった旧藤代GCはアコーディアに買収され、昨年6月、取手桜が丘GCに。2005年の町村合併で取手市と合併し、藤代町の町名も消滅したので「ゴルフ場の地名を聞いただけで場所がわかるように」(アコーディア)地元の地名を冠した。
南千葉G&Rは数回にわたる経営交代の後、金融業のネオライングループ傘下に入ったのが2008年10月。同グループは昨年1月にクラブメーカーのマグレガージャパンを買収しており、昨年10月、コース名にもマグレガーを冠した。
関東圏では、ほかにも栃木県のセントレジャーGC馬頭が、うぐいすの森GC&ホテル馬頭となった。
旭CCからGC大樹旭Cに変わったのは、愛知県の練習場・大樹GCが旭CCを買収して名称変更したもの。ゴルフ場が練習場を買うことはあるが、その逆は珍しいケースといえる。
旧北郷フェニックスや旧プリンス系など宮崎・鹿児島に合計4コースを保有する韓国資本の亀尾(ぐみ)開發は、買収後ジェイズの冠を付けている。
まったく違う名前に変わると、カーナビなどで入力しようにも出てこないことがある。ゴルフ場としては心機一転のイメージチェンジであっても、名前が変わったことを周知徹底、広報活動もおろそかにしないで欲しいところだ。
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