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週刊ゴルフダイジェスト 3/15号
2011/3/7更新

遠くの安いコースより
安・近・良のパブリックゴルフ場が大盛況

 かつては、「安かろう、悪かろう」のイメージが強かったパブリックのゴルフ場だが、最近は立地条件のよさや、メンテナンスが行き届いているという点で利用する人が増えている。




 都心のプレーヤーに人気の高い若洲GL(東京都)では、毎年2月を中心に、定期的にコースや周辺設備のメンテナンスを実施し、プレー客のコースに対する満足度も高い。

 川崎国際生田緑地G(神奈川県)は昭和27年開業の、井上誠一設計による由緒あるコース。もともとメンバーシップコースだったがパブリックに移行し、その後も日々のメンテナンスに力を入れている。

 このようにパブリックのゴルフ場でコース管理が整っているのは、集客力に関係がある。年間来場者数が7万人(18ホール)を超える昭和の森GC(東京都)の斉藤副支配人は、
「つねにお客様目線でメンテナンスに気を配っています。お客様が多いぶんコース管理にもお金をかけられます」と話す。

 ゴルフ場経営コンサルタントのエナジー、菊地英樹氏は、「人気のあるゴルフ場はメンテナンスにお金をかけても回収できる見込みがあるので積極的」という。

「メンバー制のコースでも、客が減ってお金がないところはメンテナンスがおろそかになり、コンディションが悪くなる」(某グリーンキーパー)
ところもある一方で、安かろう悪かろうのイメージが強かったパブリックでも、来場客が多く収益があがれば、メンテナンスやサービスが充実し、さらに集客アップにつながるという好循環を生み出しているようだ。

 
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