週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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藍、美香ぺらぺら、桃子はぼちぼち。智恵は大苦戦
女子プロの英語力を診断

　「英語が喋れないので、ラウンドの終わりのほうはホールアウトしたらなんて言おう、ってことばかり考えていました（笑）」と言うのは米女子ツアーのHSBC女子チャンピオンズで優勝争いを引っぱり２位に入った有村智恵。確かに英語が喋れないと海外では肩身が狭い。果たして藍、桃子、美香ら米ツアー常駐組の英語力は――？

そろそろ通訳つけるのも卒業しないとなぁ。 ボクと話せるんだから、大丈夫じゃない？

　2006年から参戦している藍は目下、日常会話だけでなく記者会見でも、通訳なしで思いのたけを語れるレベルにまで英語が上達している。昨年ライバルのヤニ・ツェンが「急に英語が上手くなった」のを感じ「自分ももっと選手として正確に、考えていることを伝えたい」という思いが倍増。

　このオフにはLPGAが契約している英会話講師からマンツーマンのレッスンを受けた。
「（キャディの）ミックとなら遠慮なく喋れるんですが、インタビューとなると言葉がスムーズに出てくる日と出てこない日がある。日によるんですよね」
と言いつつも、すっかり英語圏の環境に溶け込んでいる。

　一方、桃子は昨年からオーストラリア人のコーチに師事、キャディもカナダ人なので、好むと好まざるとに関わらず英語を喋る頻度は大幅に増している。だが藍のように英語でインタビューを受ける機会は少なく、公の場の英語力となると疑問符がつく。それでも今年はマネジャーや通訳を帯同する機会を減らし、自力で転戦する予定で、今後の英語力アップが期待されている。

　美香の場合は高校卒業してすぐフロリダのIMGゴルフアカデミーに単身乗り込んでいるので、日常会話は心配ないレベル。「（故郷）沖縄よりフロリダのほうがリラックスできる」というのだから語学を習得するならやはり若いうち、できれば10代が良さそうだ。

　
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