今季、欧州ツアーでP・ハリントンが、米ツアーではC・ビジェガスが、テレビ視聴者からの通報で失格となった。これらのケースへの対応として、ゴルフのルールを定めるR&AとUSGAがルール解釈の変更を発表した。
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ヒュンダイトーナメントで失格になったビジェガス(左)とアブダビ選手権で失格になったハリントン(右)
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映像の画質が上がるとともに、本人も気づかないプレー中のでき事から、スコア提出後に視聴者の指摘で失格となるハリントン、ビジェガスのようなケースが発生。ツアーで問題となっていたため、マスターズ期間中にR&AとUSGAが話し合い、スコアカードに関する裁定を改訂することを決定。映像で違反が確認されても、失格にせずペナルティとなるケースがあると発表した。
発表では、例として「2度打ち」が挙げられた。競技者がスコアカードを提出した後、スーパースローモーションなどの映像によって2度打ちが発見されても、本人が気づいていなかったことが認められれば、ペナルティがつくものの失格にはならないということだ。
「変わりゆく環境の中でも公平に対応できることを確実にしたい」とR&Aの最高責任者、ピーター・ドーソン氏は話している。
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