被災地のみならず、関東近郊でもいまだに余震が続いているが、競技中に地震があってボールが動いた場合は、どのように処置すればよいのだろうか。
地震の際のボールの処置については、過去に事例がないためゴルフ規則裁定集には記載がない。日本ゴルフ協会によると「自然作用によるものなので、風や水と同じような扱いになる」ということだ。
つまり、競技者や、そのキャディ、ボール、携帯品以外の「局外者」によって止まっている球が動かされた場合は無罰でリプレースできる(規則182-1)が、風や水は局外者ではない(用語の定義40)ため、ボールが動いた場所からのプレー続行となる。
だが、「大地震の場合は、規則332-2d(プレー不能のコース状態)に基づいて判断する」(LPGA)とのこと。いずれにせよ大きな揺れを感じたときは直ちに安全と思われる場所に退避しよう。
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