4月26~30日に北朝鮮で初めて行なわれた国際アマチュアゴルフ大会。「ハンディ18以下の全世界アマが参加可能」で、参加費999ユーロ(約10万9000円)のなかには、中国~北朝鮮間の列車運賃、ビザ発給代行費、5つ星級ホテルでの宿泊費(4泊)や食費はもちろん、レンタルクラブ代や3日間の観光代金も含まれている。「外貨獲得を狙った北朝鮮の新たな事業」と見られていた大会だったが、どうやらその目論見は外れたらしい。
というのも、その後の開催状況が気になったので、参加者を募集した同大会特設サイト( http://www.northkoreanopen.com )をチェックしたところ、ツアー開始日の26日に最終的にリストアップされていたのは、ドイツ、フランス、イギリス、フィンランド、ルクセンブルク、オーストラリア、南アフリカなどから集まった、わずか16名。大会直前には10カ国26名が参加決定だと報じられ、日本人参加者1名も見受けられたが、その名も気づけばキャンセルされていた。
しかも、大会を主催する英国ルピン旅行社の代表が韓国メディアの取材に応えたところによると、「参加者のほとんどがビギナー」という有様。かつてあのキム・ジョンイル総書記がホールインワンを連発し、一度に1,000人がプレー可能といわれた平壌ゴルフ場のさびしい雰囲気が目に浮かぶ?
【関連記事】
2011/ 2/ 8 将軍様が「39」で回ったコースでアマ国際大会
|