週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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復興のシンボルになるか
９月に宮城で女子ツアー開催！

東北高校卒業の宮里藍も参戦予定

　東日本大震災被災地から明るいニュースが届いた。宮城県利府GCが舞台の女子ツアー、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン（9月23～25日）の開催が内定、関係者が準備に動き出したのだ。東北高校出身の宮里藍の「出場する方向で考えます」と言うコメントも伝えられた。

　震災当初はあまりの被害の大きさに日本中が自粛ムード。同大会は９月だったこともあり、中止の発表もなかったが、その是非を話す状況ですらなかった。当たり前だが、被災者捜索、救出、現地の衣食住確保が最優先。現地放送局である主催者ミヤギテレビは、系列局の協力で震災報道に全力投球し、イベントの準備どころではなかった。

　だが、２カ月経ってようやく大会への動きが始まった。同テレビ関係者は、開催にはLPGAや特別協賛社などの後押し、さらに協力を望む選手たちの言葉があったことを打ち明ける。
「ただ試合をやるのではなく被災地でありながら復興を支援する形でどう行うか。それがまとまったら正式発表できると思います」（同）。

　利府GCは本震だけでなく、４月７日の大きな余震でもダメージがあり、日本アマの開催を中止したが、「９月の試合に向けて全力で準備してくださるということ」（大会関係者）と、関係者すべてが開催を心から待ち望んでいる。大会が復興へのシンボルとなることを心から祈りたい。

　
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