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古市プロは「阪神大震災でお世話になった恩返しがしたい」と、70歳ながら精力的にボランティア活動に参加
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復興に向けた支援の動きは全国的な展開を見せているが、ゴルフ界でも引き続き様々なチャリティ活動が行われた。
今季の男子初メジャー「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」では、主催者、選手らの賛同を得て、賞金総額1億5000万円のうち10%にあたる1,500万円を義援金に。
また、1バーディにつき100食のカップヌードルを送る「バーディ for ニッポン」を開催。合計944個のバーディが出たことから、9万4400個のカップヌードルが送られることになった。さらに、練習日にあたる11日(水)には、トッププロによる「チャリティ握手会」が行われ、1時間足らずで32万円の義援金が集まった。
女子の「フンドーキンレディース」でも、選手と一緒に写真が撮れる「チャリティフォト」、オリジナルグッズを販売する「LPGAチャリティ販売」などの売上金が義援金として被災地に送られた。
また、阪神大震災で被災した後、自治会長として復興の先頭に立ったことでも知られる古市忠夫プロは5月9日から1週間、宮城県の多賀城市、七ヶ浜町へボランティアのため出向いた。講演を皮切りに、救援物資の配布、瓦礫のなかから出てきた遺品の整理、被災した家のなかの泥を取り除く作業、避難施設のトイレ掃除などをこなした。
「義援金を送るだけでなしに、実際に瓦礫の一つでも片づけたかった。これで胸のつかえがちょっとだけとれました」(古市)
プロたちの熱意は衰えることがないようだ。
また、ゴルフダイジェスト誌も協賛している日本ゴルフ雑誌記者協会の共同義援金は1836万9060円(5月13日現在)となり、日本赤十字社に順次寄付されている。
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