週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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福島原発の風評被害は118コース。
被害額は1コース約3000万円

　福島第一原発の事故による風評被害で多大な損失を被っているゴルフ場は少なくない。そんななか、NGK（日本ゴルフ場事業協会）は経済産業省の要請で宮城、福島、茨城、群馬、栃木、千葉、埼玉の7県118ゴルフ場の風評被害に関するアンケート調査を実施した。

　今回の調査は風評被害による損害額を算出し、損害賠償の指針を策定するために行ったもの。実害ではないので各ゴルフ場はその算出に苦労したそうだが、最終的には118ゴルフ場で総額約95億8000万円、1ゴルフ場当たり約8100万円との結果に。ただし、福島県の某ゴルフ場が廃業に伴う損害額60億円とあげているため、これを除いた117ゴルフ場の平均は約3000万円という結果になる。

「今回は東日本だけだが、西日本のゴルフ場でもコンペが次々とキャンセルになったり、関東以外でも中国や韓国からのお客さんが減ったりなどの被害を受けている。これも風評被害と考えられなくもないわけで、はたして国や東電がそこまで保証してくれるのかどうか、解決しなければならない問題はまだまだ多い」（NGK担当者）

　売り上げ減で死活問題に陥っているゴルフ場もあるだけに、「一定のメド」に早急な対応が望まれる。

　
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