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昨年の賞金ランクは49位だったパク。1982年生まれの29歳だ
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日本ゴルフツアー選手権(5月26日~29日)。優勝すれば5年のシードが得られるメジャーとあって、選手は目の色を変えて挑んだ。
勝ったのは韓国のJ・B・パク。母国ツアーでも大した実績を残していない選手だが、戦いぶりは見事だった。
特に17番パー4ではダブルボギーにして、丸山大輔に1打差に迫られながらも逃げ切った精神力は立派。
そんなパクの勝利にケチをつけるつもりはないが、その17番でグリーンを去るとき、池にボールを投げ込んだ行為がちょっとしたさざなみを起こしている。
「悪態ではない。気持ちを切り替えたかった。ミスをためこまないで次のホールに行きたかったから」とパク。
次の日のある全国紙なども、気持ちの切り替え法として、パクの行動を賞賛しているが……。
「ゴルフ場側からすれば、池を汚された感じで印象悪いですね。回収するのにも大変なコストがかかるわけでして。例えば、ショットでミスをして、クラブを叩きつけて芝を傷める行為も、悪態ではないとしても結果的には同じですから」(茨城県内の某ゴルフ場理事長)
つまりはマナー違反。さらにその理事長は続ける。
「気持ちを切り替えたかったら、ギャラリーにでもあげる。ギャラリーだってその方が喜ぶでしょう。なんといってもモノを大事にしないのは良くない。ボールは高価なものですから、粗末にしてほしくないですね」
プロはアマの鏡。劇的な勝利に文字通り、水をさした。
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