ニチレイレディス初日。野村敏京は後半10 番スタート前の待ち時間にアプローチの練習をしたとして、2打罰が課せられた。
ハーフターン時、進行に支障がない場合のアプローチ練習は、野村が主戦場とする米女子ツアーでは禁止されていないが日本女子ツアーでは禁止事項のいわば「ローカルルール」なのである。
世界のルール(ゼネラルルール)を決めるのはゴルフ発祥の地スコットランドのR&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ)。しかしこのゼネラルルールは「規範」はつくるが、運用、適用はローカルルールに任せており、最後の判断は現場での裁定が優先されるという仕組み。
だから各国、各地域、各大会、日米男女ツアー、それぞれ各自のローカルルールをつくっているのには何の不思議もない。
野村の話に戻ると、この練習ストローク、ゼネラルルールでは「軽いチップの練習」は認めているが、ローカルルール優先に変わりはない。それを知らなかった彼女のミスといっていいだろう。
同様に、たとえば一般アマの月例とトーナメントのルールは違ってもなんらおかしくない。
よくある問い合わせが「プロの試合ではサブグリーンからそのままアプローチしているが、これは禁止事項では?」。しかしこれは日本男子ツアーでの「予備グリーンはスルーザグリーンとする」規定によるものなので問題なし。一般アマのラウンドではグリーンの保護のため、ローカルルールで禁じているのだ。
【関連記事】
2011/ 4/26 日韓ハーフの18歳大型ルーキー、野村敏京が米国でうれしい初優勝
2009/12/15 エリエール2位のアマ野村敏京はプロを目指す日韓人
2011/ 6/21 予選落ち後の孔明みたいに座禅でも組む?宮本に続き上井も失格!
2011/ 6/14 宮本さん、3回目の過少申告失格とはちょっとドジが過ぎるんじゃないでしょうか…
2010/11/23 中国でハーフ57叩いた今田竜二。今田さん、なんで「26打」も罰を?
|