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07、08と全英オープンを連覇したハリントンはアイルランドのダブリン出身
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一国のナショナルオープンに、直近のメジャーチャンピオンが勢揃い。米国ではタイガーが世界ランクトップ20圏外に去り、ゴルフ人気下降が懸念されているが、対照的に欧州ゴルフは熱く燃えている。
「いまやアイルランド(愛国)はゴルフのメッカ」とはローリー・マクロイのセリフ。彼のほか全英オープンチャンプのダレン・クラーク、昨年の全米オープン覇者、グレーム・マクダウェル、メジャー3勝のパドレイグ・ハリントンが揃って地元のアイリッシュオープンに出場。メジャー並みの盛り上がりを見せた。
かたや同週、米ツアーではグリーンブライアークラシックが開催されたが、めぼしい出場者はフィル・ミケルソンとトム・ワトソンくらい。
09年のマスターズ以降、米国勢のメジャーチャンピオンが途切れる緊急事態。その間、北アイルランド勢が次々とメジャーを制しゴルフ界の「欧高米低」状態が急加速している。
「僕がメジャーに勝ったことがマクダウェルやクラークに良い影響を与えられた。80年代にセベやファルド、ランガー、ウーズナムら欧州プロが次々メジャーの栄冠に輝いた頃と似ているね。ただしマクロイに関しては、僕の影響はない。彼は最初からチャンピオンの器」(ハリントン)。米国に救世主が現れるのはいつ?
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