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河井、博大(ひろお)ではなく熱中症でダウン
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猛暑と節電モードで熱中症患者が後を絶たない今年の夏。関西オープンでは、日本プロ優勝者で、盛夏の試合にも慣れているはずのベテラン、河井博大が初日14番、熱中症で棄権する事態となった。
救護室にカートで運ばれ点滴を打って、休養をとった河井。「水分は多めにとるようにしてはいたが……」と、プロ転向後3年間所属していた小野GCでの試合の棄権に悔しさをにじませた。暑さに慣れたプロでもこういったことがあるのだから、アマチュアはもちろん徹底した対策が必要。日焼け止め、帽子、日傘、水分、塩分補給、クエン酸補給などは基本中の基本。UV対応のウェアや冷却グッズもたくさん出ているので、うまく活用したい。
また、プレー時は万全の備えをしても、ツアー観戦時は盲点。対策を怠り、熱中症になってしまうことも少なくないという。
男女両ツアーでは「選手は自己責任ですが、ギャラリーの皆さんには各大会がそれぞれ、注意を促しています」と声を揃える。運営関係者に聞くと、速報版や組み合わせ表での注意喚起、入場ゲートやスタートアナウンスの合間などの声かけは当然で、それ以外には、スタッフが乗る各カートに、冷却剤を積み、医務室には氷を備えるなどの対応をしているという。
9月になり、暑さが和らぐとはいえ、まだまだ残暑は厳しい。
水分補給、塩分の準備など熱中症対策は徹底して心がけたい。
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