週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/20号
2011/9/12更新

“棚ボタ”男カルカベッキア。
シニア初Vも強運で引き寄せた?

 フレッド・カプルス(51)がシニアツアーに参戦して、初のメジャー(コンステレーションエナジーシニア)をとれば、マーク・カルカベッキア(50)がシニア入りして初優勝(ボーイングクラシック)。米国シニアツアーが盛り上がりをみせている。

 “昔の名前”が強いのはシニアの特色だが、カルカベッキアは、これまでの勝利のなかでも全英オープン(89年)のタイトルが燦然と輝いている。

「しかしあの勝利はいわば“もらったもの”ですからね」と話すのはコース設計家で、米シニアのTV解説をしている川田太三氏だ。

「全英オープンではカルカベッキアとG・ノーマン、W・グラディ3人の4ホール(1、2、17、18番)の変則プレーオフでした。ノーマンは1番でバーディをとり、サドンデスであれば優勝だったのです。結局、18番の3打目をバンカーからホームランして奥のクラブハウスに打ちこんでOB。それでカルカベッキアに“棚ボタ”の勝利が転がり込んだのです。彼はプレーオフ1勝4敗なのですが、その1勝が大魚でしたね。今回の勝利も先にR・コクランが簡単なパーパットを外してのものでしょう。なにか彼には不思議な運がありますね」と、カルカベッキアの強運“棚ボタ”伝説を解説。

 どんな運でもいいから勝ちたいよ、と日本から出場していた尾崎直道(43位タイ)は思ったかもしれない。

 
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