9月5日から2日間にわたって「第15回日本デフゴルフ選手権」が三重県・白山ヴィレッジGCで開催された。デフといわれても何のことかわからない人が大半だろうが、デフとは聾唖(ろうあ)者のこと。
3年前までは任意団体が開催し、狭い地域の参加者しかいなかったのだが、NPO法人として認められてからは、全国のデフゴルファーが参加するようになった。
一般男子、シニア、グランドシニア、女子クラスで争われ、一般男子の優勝スコアは2日間で153、+9という立派なもの。
2連覇を逃がした袖山哲朗(24歳・5位)は日体大のゴルフ部出身で、3年生のとき、JGAの大学の部で優秀賞を受賞したほどの腕前。
デフゴルフは世界的にも盛んで、世界選手権も毎年、世界各地で行われる。袖山は09年(豪州パース)で3位。昨年(セントアンドリュース)は7位になり、ニュースとなった。
その世界大会が来年秋(10月9日~12日)、日本(三重県・津CC)で初開催される。世界16カ国から参加の予定。外務省、厚生労働省、津市、東海テレビ、共同通信ほか、小社も後援する。「障害者ゴルファーに門戸を開くコースもだいぶ出てきています。デフゴルフを広め、デフゴルファーとコースをつなぐのは私たちの務めでしょう」(日本デフゴルフ事務局・三品氏)
障害のある者もゴルフ場では一個人。健常者との交流をうながすきっかけとしても、世界大会は格好のアピールの機会になるだろう。
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