週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/11号

2011/10/3更新

故障した左手首の
具合はいかが、有村さん

やっぱり左手首が気になる様子

　左手首を痛めて、メジャーの日本女子プロを欠場した有村智恵。「ラフが長かったようだし、結果的に思い切って休んでよかった」と話したが、今度は、さらにラフが厳しい日本女子オープンに出場する。気になる左手首の状態はどうなのか。

　ミヤギテレビ杯の練習場で、有村は左手１本でボールを打っていた。

「私の左手首はボールをコントロールするのに最も大事な部分。左手首が使えなければゴルフができないほどです。それなのに、復帰したマンシングで左手首をかばって、何回かミスショットすることがあったんです。そこで怖さを取り除くため、あえて左手１本でクラブを振る練習をすることにしました。打つのは少しだけです」

　痛みはまったくないそうだが、やはり左手首は気になる様子。

「私は練習するのに、量で満足するタイプでした。納得のいくボールが10球続けて出るまで、ひたすら打ち続けるという具合です。しかし、今は故障明けなので、２～３球で納得するようにしました。これまでの練習量に比べると５割以下です」

　練習量を減らし、左手首と会話しながら調整する日々。練習後はアイシングをして、超音波の電気治療器で10～15分、手首をいたわることが日課になった。

　日本女子オープン開催の和合のヘビーラフは、ティフトン芝で芝が密集し、手首への強い衝撃は避けられない。

　賞金ランクトップのアン・ソンジュを約９００万円差で追う３位（９月19日現在）の有村が、左手首の不安なしに、賞金女王争いに専念できる日は来るのだろうか。