週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/11号
2011/10/3更新

飛んで飛んで400Y超!
サドロウスキーはゴルフもうまいドラコン王


これが400ヤード飛ばすトップ

 飛ばしとスコアは別物。ドラコンチャンピオンがツアーで通用した試しはない、というのが通説だが、その説を覆す男が現れた。世界ドラコン2連覇のジェイミー・サドロウスキー(カナダ・23歳)がネイションワイドで予選突破したのだ。

 サドロウスキーといえば08年と09年の世界ドラコン選手権で415&404ヤードをかっ飛ばし、王者に輝いた歴代最強のロングヒッター。90年代に同大会5度の優勝を飾って一世を風靡したジェイソン・ズーバックは370~380ヤードで「人類史上もっとも飛ぶ」と騒がれたが、楽々400ヤードを超すサドロウスキーの前ではズーバック伝説が霞んでしまうほど。

 その彼が下部ツアーといえど実力は「PGAツアーと遜色ない」(今田竜二)といわれるネイションワイドツアーのアルバートソンズボイス2日目にイーグル2個を奪って5アンダー66をマーク。楽々予選をクリア。飛距離だけが売りではないことをアピールした。最終順位は下から数えた方が早いくらいだったが、その試合でのドライビングディスタンスは平均349・8ヤードで同部門のナンバーワン。

 サドロウスキーが初めて400ヤード超えをマークしたのは6年前、弱冠17歳のとき。ジョン・デーリーをはじめとした従来の飛ばし屋特有の超オーバースウィングではなく、アイスホッケーで鍛えた強靭な体幹を武器に上下の強烈な捻転差で飛ばす。

 飛ばしは人類の憧れ。「飛んでなおコントロールできる」選手のスウィングは、ゴルフ界に新たな流れを生みそうだ。

 
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