週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/11号
2011/10/3更新

日本の夏にベントはきつい。
古賀GCで夏のグリーン芝を衣替え

 今夏も猛暑に見舞われた日本列島。グリーンがベント芝のゴルフ場は、どこも連日連夜、懸命の管理作業が続けられた。地域にもよるが、一般的な日本の夏はもはや亜熱帯化した感がある。そのため夏グリーンを寒冷地芝のベントから、暑さに強い暖地芝のバミューダに変更するなど、根本的な対策を講じるコースが増えてきている。

 バミューダ芝は従来、沖縄など暑い土地で広く使われてきた。だが、目がきつく、ベントに慣れたゴルファーは最初戸惑う。しかし近年、ハイブリッドバミューダと呼ばれる葉幅の細い、ベントにより近い芝が開発され、那覇GCなどで採用されている。

 そして今夏、九州の古賀GCがさらに新しい「ミニバーディ」というバミューダを夏グリーンに採用。名門コースが取り入れたとあって、関係者の間で大きな話題になっている。

「関東・関西からも視察にみえています。ベントに近いスムーズな転がりにみなさん驚かれていますね」(井上宏支配人)

 同芝の輸入代理店、㈱稲治造園工務所によれば「現在、関東から九州の8コースのナセリで試験中です」とのこと。他にも検討中のコースがあり、今後、全国的に広がる可能性もありそうだ。

 
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