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話題の中尺パター使いでもあるB・ハース
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米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ツアー選手権でビル・ハース(29)が優勝。往年の名手ジェイ・ハース(57)の息子なのは知っていても、これまで目立ったことなどない“地味メン”だ。果たして彼ってどんな人?
フェデックスカップの5代目チャンピオンに輝いたビル・ハースは、ツアー選手権優勝でポイントランク25位から1位にジャンプアップ。優勝賞金144万ドルと年間王者のボーナス1000万ドル、計9億円近くを1試合で荒稼ぎした。
ツアー通算3勝の29 歳はこれまで「ジェイ・ハースの息子」というのが唯一のセールスポイント。発言も控えめなら風貌も坊主頭で、派手さはない。勝ったあとも「まさかこんな結末になるとは思わなかった」と両手に2つのトロフィを抱え、なんとも居心地の悪そうな様子だった。
だが、ビルが最終戦に懸ける思いは人一倍だったのだとか。というのもその前週(BMW選手権)も優勝争いを演じながら最終日のバックナインで大崩れ(4日目78)。V逸の挙げ句、プレジデンツカップ自力出場(ポイントランク10位以内)をギリギリで逃し、悔し涙にくれていた。「こんな思いはもう絶対にしたくない」と強い決意で臨んだ結果が、ツアー選手権での勝利に繋がった。
この優勝のおかげで、キャプテン・カプルスの推薦によるプレジデンツカップの出場が決定。終わりよければすべてよしに、同カップの副キャプテンを務める父も、「最後まで諦めなかった息子を誇りに思う」と胸を張った。
プレジデンツカップ史上初の親子出場が実現した。
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