先日行われたキヤノンオープンの練習日、選手会長の宮本勝昌が理事たちに「ゴルフ界を盛り上げるためにも、“ゴルフの日”をつくりませんか?」と提案したという。
たとえばホール数にちなんで毎月18日をゴルフの日に制定して、その日はコースや練習場の料金を割引したり、トーナメント会場では何らかのイベントを開いたり……というもの。
ちょっと引っかかったのは「ゴルフの日って、どっかになかったっけ?」ということ。調べたところ、じつはゴルフの記念日は2つあった。
1つめは、5月28日の「ゴルフ記念日」。これはミズノの直営店、エスポートミズノが94年、オープン5周年記念企画として制定(日本記念日協会認定)したもので、第1回の日本オープンが開催された日(1927〈昭和2〉年、程ヶ谷CC)にちなんでいる。
もう1つは5月24日の「ゴルフ場記念日」で、こちらは英国商人A・H・グルームが発起人となって六甲山に造られた日本初のゴルフ場である、神戸ゴルフ倶楽部が開場した日だ(1903〈明治6〉年、9ホールで開場)。
ただ、この「ゴルフ場記念日」は誰が制定し、どういう経緯で広まったかは謎。同倶楽部の高橋順男支配人も「うちでこの日を記念日にしようと言ったわけではないんですよ」という。
せっかく定着しつつある記念日。新しく加えるのもいいけど、既存の記念日を盛り上げるっていう手もありますよ、宮本会長。
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