週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 11/8号
2011/10/31更新

戦況を知るために
携帯でテレビを観たら怒られた


いつでも石川の写真を撮りたい気持ちはわかるが

 日本オープン会場でギャラリーが携帯電話でワンセグテレビを観ていたところ、スタッフから注意を受けていた。テレビを見るのもダメなのだろうか。

 注意されたギャラリーは携帯電話を顔の前で構え、一見すると撮影をしているふうだったが、実際は音を出さずにテレビを見ているだけだった。注意された際に、ギャラリーはそれを告げたが、しかし「テレビもダメ」とダメ押しの注意を受けた。

 携帯電話の使用禁止は、基本的に選手のプレーの妨げになる騒音防止が目的。鳴り響く着信音、通常以上に声高になる会話やシャッター音を伴う撮影が想定されている。今回の音を消してのテレビ視聴はプレーの妨げにはなってはいなかった。

 主催のJGAは「ギャラリープラザ以外では携帯の電源を切っていただくようお願いしている。携帯電話にプレーの妨げになる機能がある以上、プレー環境を整えて、いいプレーを見てもらうため」というスタンスだ。

 一方スポンサー大会ではこの限りではない。大会主催者団体、GTPA(日本ゴルフトーナメント振興協会)は「主催者によっては、選手の位置情報などを携帯で見られる大会もあり、一概に禁止はしていない」と、対応はさまざま。

 たとえば今回の日本オープンでは、各ホールにリーダーズボードがあれば、戦況を把握するために携帯でテレビを観る必要はなかった。主催者が携帯電話機能の使用を全面的に禁止する以上、それに代わるサービスについて考える必要があるだろう。

 
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