45歳になっても相変わらずの破天荒。とはいえメジャー2勝の実績と飛距離で、いまだに海外ツアーからはお呼びがかかるジョン・デーリー。しかし、先の豪州オープンで見せた余りに不誠実な競技姿勢に、今後の招待出場を危ぶむ声が……。
大会初日、デーリーは9番までに5オーバー。早くも予選通過があやしくなった10番で、同じバンカー内にあった、並行する練習場から打ちこまれたボールを誤ってプレーして2ペナ。
7オーバーで迎えた11番。池越えのグリーンに向かって放ったボールは、かなり手前の池の中へ。だがデーリーは打ち直しも、同じ地点から、同じクラブで同じ方向に打ち、池ポチャを連発。それをバッグにあったボールの数(6個)だけ繰り返すと、「ボールがなくなったから棄権する」と競技委員に告げ、スタスタとコースを後にしたのだ。
自らゲームを放棄する態度に大会側は激怒。豪州PGAのブライアン・ボーバーンCEOは「あのような行為は大会の名誉と他のプレーヤーの業績に泥を塗る行為」と厳しく非難した。
デーリーは今年9月の欧州ツアー、オーストリアオープンでも、ドロップ位置の違反で2ペナとされたことに腹を立て、途中棄権。やはり、関係者のヒンシュクを買っている。
いくら人気者でもトラブルが続けば、主催者側も招待はしづらい。今後、ツアーでプレーする姿は少なくなるのかも。
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