週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/13号

2011/12/5更新

優勝は巨人・原。最下位は西武・渡辺久信…
東尾修がプロ野球監督のゴルフの腕前を論評

　福岡ソフトバンクが日本一になったプロ野球。秋山幸二監督のゴルフ好きは有名で、娘がプロを目指すほどだが、果たしてプロ野球の監督たちはどれほどのゴルフの腕前なのか。東尾理子の父親で元西武監督の東尾修氏に聞いてみた。

　東尾氏が「一番上手い」と断言するのは巨人の原辰徳監督。評論家時代の04年には相模原GCでクラチャンを獲得した実績の持ち主で「シニアプロに転向してもそこそこやれるんじゃないかなあ」とは東尾氏。

　だが、来年で第2次政権7シーズン目になる原監督。監督を続けることで、ラウンド数が激減するため、実力もここ数年落ち気味だとか。

　東尾氏が2番手に挙げたのは新生横浜DeNAの監督就任が濃厚なレフティ工藤公康氏。

「野球同様、理論派ですね。娘（遥加プロ）と一緒に小技も磨いているようです」

　3番手は2人。ソフトバンクの秋山監督と広島カープの野村謙二郎監督。

「秋山は現役時代バク宙でホームインしたシーンを覚えている方も多いでしょう。当時、メジャーに一番近い男といわれたほどで、とにかく身体能力が高い。今でも原と並ぶ飛ばし屋ですよ。娘（真凛さん）と一緒にラウンドして腕も磨いているでしょうし。

　野村は飛ばすし、上手いんですが、時々大きなミスをするからちっとも勝てないんです。広島の野球と一緒（笑）」

　そして東尾氏が「下手」と断言したのは、現役時代から師弟関係にある西武の渡辺久信監督。「あの体格なのに飛ばない。投手出身にしては小技も上手じゃないので、私が知る限り現役監督では最もうまくないですね」

　さらに「阪神の監督をクビになった真弓（明信）は原と同じくらいうまいですよ」（東尾氏）

　これからの野球のオフシーズン、ゴルフ場ではグラウンドとは違った指揮官たちの熱い戦いが繰り広げられているようだ。