週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/20号
2011/12/12更新

移動距離は地球2周半!
桃子は日本人で一 番の“働き者”

 ミズノクラシックに優勝するまで活躍が目立たなかった上田桃子。しかし今季、日本人でもっとも移動距離が長かった選手は彼女だった。




 今季、東日本大震災の影響で、プロギアカップからスタジオアリスまでの4試合が中止となったため、日本女子ツアーは全30試合の日程となった。この女子ツアーを最終戦まで「皆勤」したのは上原彩子、北田瑠衣、藤本麻子ら5人。プラス、米ツアー・エビアンでフランスに遠征した上原が、年間31試合で最多出場の日本人選手となった。

 エリエールに出場登録ポカで出られなかったため、出場した試合数では上原に1つ及ばないものの、日米を股にかけてツアー30試合(日本15試合、米15試合)に出た上田。

 その移動距離は半端ではない。30試合の移動距離をつなぐと約9万4000キロ。ほぼ地球を2周半回った計算になる。

 最終戦を終えた上田は「さすがに今年は疲れました。休もうかなと思っても、やっぱり試合に出たいという気持ちが強くなって出ちゃうんです。米ツアーはアジアの試合が増えていることもあるので、日本から韓国、台湾などの移動は、それほどきつくありませんが、日本と米本土の往復を繰り返すのは相当の負担がありました」と遠征の様子を語る。

「ツアー開幕前に、出場する試合を明言してしまうと、なかなか休める感じにはならなくて……。だから来季は、出場試合を決めないことにしました。そのほうが、気がラクですし、ストレスにならないので。もちろん、ひとつでも多くの試合に出たいとは思いますけどね」(上田)

 スランプといわれて苦悩し、日米間の移動で疲労困憊しながらも復活優勝を遂げた上田。来年の日本ツアーは、1試合増の35試合が見込まれる。来シーズンの桃子の活躍がいまから楽しみだ。

 
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