日本男子ツアーは日本シリーズで藤田寛之が今季初勝利を飾って終幕。試合後には最終戦のセレモニーが行われ、選手会長の宮本勝昌があいさつに立った。
今季未勝利で賞金ランキング25 位以内に入れず、日本シリーズに選手としては出られなかった宮本。しかし、震災後のチャリティに積極的に取り組むなど、選手会長としての働きは立派だった。
檀上では今季を振り返りながら、宮本節で選手紹介を展開。石川遼に「今季は勝てなかったね」と呼びかけ、遼が頭を抱えたり、小林正則を「とおとうみオープンだけ頑張った小林」と紹介して笑わせたり。
アマ優勝を果たした松山英樹については、石川がアマ優勝したときの2位が自分だったと話し、松山Vの際の2位だった谷口徹に「あれって微妙な感じですよねえ、谷口さん」と、この日プレーオフで優勝を逃し、意気消沈する谷口に声をかけていた。
前週のカシオの前夜祭では、宮里優作を「勝てそうで勝てないプロナンバーワン」と紹介。会場の笑いを誘った。
記者からは「宮本はゴルフよりトークがうまいんじゃない」といわれるほど。しかし、宮本の発言の場合、毒舌というわけではなく、裏に愛情がこもっているのは確か。選手会長の人望はこんなところからも生まれるのかも。
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