週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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金正日総書記死去。
伝説の初ラウンドは39アンダー「33」

　北朝鮮の金正日総書記死去のニュースは全世界を駆け巡ったが、ツイッター上では「ゴルフ界は偉大なゴルファーを失った」「ルーク（ドナルド）がやっと世界１位になった」などのつぶやきが。これってどういうこと？

　北朝鮮は、2011年の4月に初めて国際アマゴルフ大会を開催している。苦しい経済状況のなか、外貨獲得を狙ったらしい。中国、イギリスの旅行社を通じて参加者を募ったものの、集まったのはわずか16名。目論見があっさり外れてしまった。

　この大会が開催されたのが、87年竣工の平壌ゴルフ場（6800ヤード・パー72）。05年にはKLPGAの公式戦も開催されたことのある北朝鮮きってのチャンピオンコースだ。

　同ゴルフ場のホームページによると、総書記もこのコースを回ったことがあり「91年の初ラウンドで39アンダーを記録した」というのだ。これではタイガー、ルーク・ドナルド、「58」の石川遼さえかなわない……。そんなこともあって、冒頭のつぶやきが発信されたというわけだ。

　実際、総書記はどれほどゴルフをしていたのか。平壌GCで働くキャディによると「ときどき来ます」と総書記がゴルフ好きなことは明かしたが、スコアについては「それは最高機密なので答えられない」という。総書記のスコアは国家機密だったのだ。

　
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