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石川遼の
20歳で優勝の夢はかなうのだろうか

　昨年末に世界ランク51位でマスターズ切符を自動的に得られる50位以内に入るチャンスを惜しくも逸した石川遼。「チャンスは２回ある」（石川）とマスターズ２週前時点でのランク50位以内を目指して新年早々からPGAツアー転戦をスタート。石川のライバル、松山英樹ももちろん始動。早くも二人の2012シーズンが始まった。

　例年、石川遼の始動はアジア対欧州の対抗戦、ロイヤルトロフィからだったが、同大会が開催を年末に移動したこともあって、今シーズンは今週から始まるソニーオープンに初参戦。その後、米本土に渡りツアーを転戦しつつ４月のマスターズへの道を切り開く構えだ。その間、一時帰国するかどうかなどスケジュールの詳細は未定だが、ランクを上げるため、いままでより米国での試合数が増えるのは確実。

　関係者の間では「プレジデンツカップの実績、国内３位などを考慮して、いずれ主催者推薦で招待状が来る」と囁かれているが、石川自身はあくまで自力出場にこだわる。マスターズまでの試合について「50位以内に入るのが目標ではない。出場権がない選手がいうのもなんですが、マスターズに勝つための準備として戦いたい。そうしなければ優勝争いに加われない」と前向きな発言をしている。

　いっぽう、すでにマスターズ切符を手にしている松山英樹は６日にハワイ入りし、遼と同じくソニーオープンに参戦予定。学生である松山には１月末から２月上旬に期末試験がひかえている。その後、２月29 ～３月１日はタイで全英オープン予選（アマタスプリング）、３月上旬は大学のオーストラリア合宿と続き、24日にロサンゼルスに入り、丸山茂樹と合宿をした後、30日にオーガスタ、というスケジュールが組まれている。

　マスターズは４月５日から。二人揃って活躍する姿を見るのが待ち遠しい。

　
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